首をゆらゆらと揺らす愛らしい姿で、地元だけでなく全国で大人気の郷土玩具「赤べこ」。
元々は福島県会津地方に伝わっていたものですが、今や知名度は全国区になりました。
人気が出てくるにつれ、各所とのコラボでたくさんのバリエーションが出てきており、それがさらに人気に火を付けています。
今回は特に人気の高い、ヘッドホンべこについてご紹介したいと思います。
赤べこにヘッドホンをかぶせた「ヘッドホンべこ」とは?
ヘッドホンべことは数ある赤べこバリエーションの1つ。
形や色は通常の赤べこと同じですが、頭部にヘッドホンをかけています・・・!
赤べこ自体は昔からある郷土玩具ですが、ヘッドホンを付けるだけでなんとなく今風に見えてしまう不思議。
届いた!!
そして、梱包用の顎の下に既に惚れた🤎#ヘッドホン赤べこ#野沢民芸 pic.twitter.com/ltzv69zJYz— かずみtrishūla🔱 (@diablos_kaz) December 19, 2020
元々は福島県で毎年秋に開催されているロックフェス「風とロック芋煮会」で限定販売されたのが始まりで、現在ではオンラインショップなどでの一般販売も行われています。
そもそも赤べこってどんな郷土玩具?
「べこ」とは福島県会津地方の方言で「牛」のことを指します。つまり、赤べことは赤い牛のこと。
慶長時代の大地震によって被災したお寺を建て直すときに、材木の運搬で活躍した赤毛の牛の言い伝えをモデルとして作られた玩具です。
赤べこづくりは元々、厳しい冬の間の副業として農家や武士の間で行われてきましたが、現在では専門の職人や工房が赤べこづくりを担っています。
野沢民芸さんの赤べこ#郷土玩具 pic.twitter.com/DeVlyG8ltS
— どくばり (@dokubari3) May 17, 2019
赤べこの赤は魔よけの色とされており、災いや疫病から守ってくれるという言い伝えがあることから、昔は特に子どもへの贈り物としての需要が多かったそうです。
ちなみに体の黒い斑点は、江戸時代に流行った天然痘を人間の代わりに引き受けた跡であるとされています。
このような、疫病の身代わりになってくれる、守ってくれるという言い伝えから、コロナウイルスの流行下でさらに注目が集まっています。
赤べこ×ヘッドホン!ヘッドホンべこの魅力
ヘッドホンべこの推しポイントは、郷土玩具なのに今風に見えるギャップもさることながら、やっぱりゆらゆら揺れる頭とヘッドホンのコラボ!
赤べこは頭が固定されておらず、押すとゆらゆらと揺れるため、ヘッドホンべこの頭を押すとまるで音楽に合わせているかのようにヘッドバンキングを始めます。
【店主の赤べこ】
ノリの良い子が家族の仲間入り♪#ヘッドフォンべこ pic.twitter.com/qAfluvsOg3— 雑貨屋アルマレアル_almareal (@almaster_hdyk) April 16, 2021
音楽に合わせて(?)頭を揺らす様子がとても愛らしく、2020年11月に放送されたかりそめ天国ではマツコさんも大絶賛!
ヘッドフォン赤べこ
可愛い❤️
#かりそめ天国 pic.twitter.com/GvJo5MvmQs
— ガッテム竹内 (@gtt214214214214) December 4, 2020
ヘッドホンべこを手に入れるには?
現在、ヘッドホンべこは会津地方の民芸品工房、野沢民芸さんのオンラインショップに掲載されています。
ただ、いつ見ても品切れ状態・・・。
2021年4月に限定販売を行ったようですが、それ以降は再販されていません。
次回の再販予定は示されていませんが、入手したい方はしばらく待つことになりそうです><
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