赤べこの種類はどれだけある?ベーシックからコラボまで一挙紹介!

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首をゆらゆらと揺らす動作でおなじみの赤べこ、元々は福島県会津地方の郷土玩具だったって知ってますか?

魔除け・厄除けの意味が込められていることもあり、コロナ禍ではアマビエと並んで注目を浴びましたが、元々の発祥地や来歴などは知らなかったという人も多いかもしれません。

そもそもどんな意味合いが込められた郷土玩具なのか気になる、という方は、こちらの記事で軽く触れていますのでよければご覧ください。

赤べこにヘッドホン!?マツコにもお買い上げされたヘッドホンべこの魅力

さて、そんな元々の意味もありつつ、とにもかくにも赤べこはそのたたずまいや動作の愛らしさから、会津地方の人々を中心に、静かに全国へと人気が広まっていきました。

人気が高まるにつれてさまざまな種類の赤べこが登場しており、現在ではとんでもない数のバリエーションになっています。

そこでこの記事では、赤べこの種類についてふんわりカテゴリ分けしつつ、その一端を紹介したいと思います。

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赤べこの種類その1:ベーシック系

まずはベーシックからということで、ごくごく一般的な赤べこ。

会津地方のお土産屋さんで売られている赤べこも、やはりこのタイプのものが一番多いです。

赤べこの赤い部分を金に変えた金べこもよく売られています。お土産品としてよくみられるバリエーションは赤・金・黒といったところですね。

その他にも、このように様々なカラーバリエーションを出している工房もあります。

こちらは赤べこや起き上がり小法師などの郷土玩具工房として地元では有名な「野沢民芸(のざわみんげい)」のカラフルべこ。

色違いだけではなく、元々の赤べこの形をデフォルメした種類のものもあります。

こちらは赤べこの頭と胴体の大きさの比率を逆転させたような形のキャラクター、「あかべぇ」

ご当地キャラの中でもひっそりと知名度が高いんじゃないかなと思っています。

地元の商工会議所の職員が発案したみたいな噂を聞いたことがある気もしますが、ともかく今では会津地方でかなり広まっており、あかべぇのイラストやキャラクターグッズは会津のまちなかのいたるところで見られます。

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赤べこの種類その2:コラボ系

次に紹介する種類はコラボ系ということで、様々な企業や団体・アーティストとコラボして生み出された赤べこたちです。

正直数が多すぎて紹介しきれないので、ごく一部ということで・・・。

まずは大河ドラマ「八重の桜」のコラボ赤べこ。通常の赤べこは体に丸ぶちがありますが、代わりに桜の模様が描かれています。

最近では全く見かけないので忘れかけていましたが、確かに大河ドラマ放映当時は出回ってましたね・・・。

続いて福島市の「ラヂウム玉子」とのコラボ赤べこ。

シンプルでスタイリッシュな感じに仕上がっているので、おしゃれな部屋にも全く違和感なく置けそうですね!

次にご紹介するのは、ひげの生えた赤べこ「ひげべこ」(あるいは「ダリべこ」)。

北塩原村にある諸橋近代美術館にはサルバドール・ダリの作品が多く収蔵されています。その諸橋近代美術館が民芸品店とコラボして作ったものがこちら。

ダンディズムあふれる作りでもっと人気が出ていいはずだと思うのですが、なぜか地元でもあまり聞いたことがありません。生産量が少ないのかな・・・?

さらに、ディズニーとコラボした「ティガー赤べこ」。

もはや赤べこというより、カラーリング的にも張り子の虎のほうが近いんじゃないかと個人的には思いますが、赤べこの仲間として紹介されているようなので挙げてみました。

そしてこれは今回改めて調べてみて初めて知りましたが、レッドブルとのコラボ赤べこもあるみたいです。プレミアついてそう・・・。

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赤べこの種類その3:展示・屋外系

部屋の中だけではなく、屋外に設置・展示されている赤べこも数多くあります。

まずは赤べこ伝説発祥の地である、福島県柳津町(やないづまち)、虚空蔵尊(こくぞうそん)にある赤べこ。

赤べこの種類のうちでは非常にスタンダードな姿です。ちなみに虚空蔵尊の他にも柳津のまちなかでは屋外設置されたビッグな赤べこを見かけることができます。

次にご紹介するのは、会津若松駅前に設置してある赤べこ。

普段は静かですが、脇にあるボタンを押すとフレンドリーに話しかけてきながら勝手にオリジナルの「赤べこ音頭」を歌いだします。

次に変わりダネとして、会津若松市内の赤べこ公園

公園内のいたるところに赤べこが鎮座しています。水飲み場も赤べこ、遊具も赤べこ

公園中央のひときわ大きな赤べこは、側面のはしごから登って赤べこの体内に入り、滑り台で出る(排泄)、というおそらくここでしか味わえない体験ができます。

普段それほど込んでいるわけではありませんが、駐車スペースが狭いうえに分かりづらいため、事前に下調べしてから行ってみたほうが良いかなと思います。

展示・屋外系の赤べこの種類として最後に紹介するのは、東京駅近くの「TOKYO TORCH park」に出現した巨大赤べこ。

福島県がTOKYO TORCHとのコラボで制作・設置したもので、令和4年9月までの期間限定での展示だそうです。

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赤べこの種類その4:ガチャガチャ

会津地方の住民であれば1回は引いたことがなければモグリだと言われる(嘘)ガチャガチャ、それが神獣ベコシリーズ

赤べこ人気に拍車をかけたと言っても過言ではない超人気シリーズで、後ろに行列ができていてもシークレットが出るまで引き続ける大人げない大人たちを多発させています。

既に複数シリーズが出ており、新シリーズが出るたびに新たな種類の赤べこたちが生み出されています。

神獣ベコたち

ラインナップ

・ケルベコス
・ユニベコーン
・キマイラベコ
・ミノタウベコ
・ベコサス

神獣ベコたち 改

前シリーズにシークレットを追加!

シークレットは金のケルベコス。

神獣ベコたち 東の神々編

ラインナップ

・キリンベコ
・ゲンブベコ
・ホウオウベコ
・キュウビノキツネベコ
・真・ケルベコス
・ゴールドヤマタノオロチベコ(シークレット)
・シルバーヤマタノオロチベコ(激レア)

百花繚乱編

ラインナップ

・ドラゴンベコ
・ケンタウベコ
・シーサーベコ
・クリア・ケルベコス
・獅子舞ベコ
・人魚ベコ
・アマビエコ(シークレット)
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赤べこの種類まとめ

かなりたくさんの種類の赤べこを紹介してきましたが、これも赤べこワールドのほんの一端にすぎません。

この他にもたくさんの種類の赤べこが存在しますし、これからもさらに多くの種類が生み出されるでしょう。特に神獣ベコはそのうちまた新たなシリーズが出てくるんじゃないかなと思っています。

首都圏など福島県外ではなかなか赤べこにお目にかかる機会が少ないかもしれませんが、会津地方に足を運んでいただければたくさんの赤べこに会うことができます。

コロナの状況も手放しにおさまったとは言えない状況ではありますが、落ち着いたらぜひ会津を訪ねてみてください!

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