早食いは肥満のもと!科学的根拠を知り、早食いを改善しよう

健康

ここ最近、早食いをすると肥満になりやすいようだという話がよく聞かれるようになりました。

これは真実で、研究により早食いの人は肥満を引き起こしやすくなる、ということが科学的に立証されています。

肥満状態になってしまうと見た目も不健康なばかりか、脂質代謝や免疫異常などを引き起こし、糖尿病などさまざまな病気に繋がる可能性が高くなってしまいます。

早食いの自覚がある方は、早めに早食い習慣を改善して肥満にならないよう気を付けましょう!

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早食いはなぜ肥満になるのか

小さいころに「よく噛んで食べなさい」と言われたことのある方も多いかもしれませんが、早食いが健康によくないということは昔から経験的に知られていました。

しかしながら最近では研究(疫学調査)によりこの経験則が裏付けられており、早食いは肥満を引き起こすことが分かっています。

早食いで肥満になってしまう原因は

・早食いでたくさんの量をたべてしまうため摂取エネルギーが増える
・血糖値が急激に上昇する
・脂肪に糖分を取り込むインスリン(ホルモンの一種)が過剰分泌される

などが挙げられます。

それぞれ独立した原因というよりは一連の流れといったイメージで、

一気に大量のエネルギーを摂取 → 血糖値上昇 → インスリン過剰分泌

が大まかなメカニズムとなります。

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早食いと肥満の研究結果

早食いと肥満の関連性についての研究にはいくつかの例がありますが、現役大学生を対象にしたある研究では、「早食い」と「早食いでない」学生を区別して3年間経過を観察したところ、早食いの学生はそうでない学生に比べ4倍以上肥満になりやすかったという結果が出ています。

その他の研究でも、倍率こそ違いますが、やはり早食いの習慣を持つ人の方がそうでない人に比べて肥満になりやすいという点では共通した結果となっています。

ちなみに「自分が早食いかどうかはどう判断するのか?」と疑問に思った方もいるかもしれません。

実はこれは既に検証されていて、「各個人の主観で判断して良い」という結論になっています。

もう少し詳しく解説すると、「自分が早食いかどうか」という主観での認識と、他の人からの「あの人は早食いかどうか」という客観での認識はほぼ一致することが過去の研究で分かっているため、主観的な判断であってもほぼほぼ客観的な評価とイコールであると考えて良いとされているのです。

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早食いを改善すると肥満は解消する?

こちらについても既に研究結果が出ており、早食いの人への指導によりゆっくり食べるよう食習慣を改善したところ、指導をしていないグループに比べて体重の減少の度合いが大きいという結果が出ています。

したがって、早食いの習慣を改善することで肥満の解消につながります。

とはいえ、単に「ゆっくり食べよう」と心がけるだけではなかなか普段の習慣は変えられません。

・口に入れたら30回噛む
・皿に口をつけてかきこむのをやめる
・一口に入れる量を普段の半分にする

など、具体的な回数や量の目安を作ってみましょう。

普段より多少ゆっくりになるだけでも、最終的に食べる量が減り、肥満を防止することができます。

少しずつで良いので、早食いを改善していきましょう。

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