ザクロの庭木は縁起が悪い?植えると不幸になってしまうのか

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ザクロを庭木にすると縁起が悪いから植えないほうがいいんだよ!

こんな話を聞いたことはありませんか?

昔から「ザクロを庭木にするのは縁起が悪い」と言い伝えられており、今でも気にする人がたくさんいます。

本当に、ザクロを庭木にするのは縁起が悪く、植えてしまうと何か悪いことが起きるのでしょうか?

この記事では、ズバリ縁起が悪いのかそうでないのか、またなぜザクロの庭木の縁起が悪いと言い伝えられるようになったのかを解説します。

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ザクロの庭木は縁起が悪いから植えないほうが良い?

結論から言うと、ザクロの木は必ずしも縁起が悪いわけではないので植えてオッケーです。

後で解説しますが、ザクロの庭木の縁起についてはいくつかの説があり、悪いものもあれば良いものもあります。

「縁起が悪い」という説で統一されていれば庭木にするのも少しためらうところですが、「縁起が良い」という説もあるので、ことさらに悪いイメージばかり重視しなくても良いでしょう。

ただし、もしかすると同居している家族の中に気にする人がいるかもしれないので、植える前に一言相談したほうがいいかもしれませんね。

ザクロの庭木自体は縁起が悪くなくても、家族の誰かが嫌な思いをするのだと、後々のトラブルやケンカの火種になってしまうかもしれません。

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ザクロの庭木は縁起が悪いと言われるようになった理由

ザクロの庭木は縁起が悪いと考えられている理由は主に次の2つです。

ザクロの実の見た目に由来するもの

ザクロは実が熟すと果実が弾けるので、外側の皮が裂けて赤い果肉がむきだしになります。

この様子が傷口や血を連想させ、またグロテスクに見えるので不吉だと言われています。

また果実が裂ける(割れる)ことから、「実が割れる(身が割れる)ので縁起が悪い」などの説もあります。

鬼子母神(きしもじん)に由来するもの

仏教に伝えられる女神「鬼子母神(きしもじん)」は500人の子どもを育てていたのですが、それだけの子どもを育てるための栄養をつけるため、人の子をさらって食べていたそうです。

見かねたお釈迦さまが鬼子母神を諭し、人の子ではなくこれからは人肉の味がするザクロを食べなさい、とザクロの実を与えたという言い伝えがあることから、ザクロは「人肉の味がする」として縁起の悪いもの、忌み嫌われるものになりました。

ただ、実はお釈迦さまがザクロを与えたというのはあくまで日本で作られた俗説であり、元々の伝説にザクロは登場していません。

日本でまことしやかに流れてしまった俗説のせいでザクロが悪者にされてしまったのです。

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ザクロの庭木は縁起が良いという説もある!?

ザクロの庭木は縁起が悪い、という説とは反対に、「ザクロの庭木は縁起が良い」とする説もあります。

これもやはりザクロの見た目に由来するのですが、ザクロの果実には赤い果肉に包まれた種子がたくさん入っているため、豊穣・多産・子孫繁栄のシンボルとされています。

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ザクロの庭木の縁起についてのまとめ

ここまでザクロの庭木の縁起について解説してきましたが、改めてまとめてみます。

・ザクロの庭木は必ずしも縁起が悪いわけではない
・ザクロの見た目や、鬼子母神の伝説によって縁起が悪いと言われている
・一方で、豊穣・多産・子孫繁栄というおめでたい(縁起のよい)イメージもある
・ザクロの庭木を植えるときは、家族に一言相談するのがおすすめ!

ということで、ザクロは必ずしも縁起が悪い庭木ではありませんし、庭木として植えたからといって家に何か不幸が降りかかったりなどということはありません。

悪い言い伝えをあまり気にしすぎると、心労から本当に不幸な出来事が起こってしまうかもしれません。

ザクロの庭木を植えるときは、ぜひ良いイメージ(豊穣・多産・子孫繁栄)を持つようにしましょう!

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