靴のプレゼントは縁起が悪い!?靴を贈るのは失礼にあたるのか?

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人に靴をプレゼントするなんて、縁起が悪いし失礼だよ!

そんな意見を聞いたことはありませんか?

特に年配の方などは「靴のプレゼントは縁起が悪い」「靴を贈るなんて相手に失礼だ」と考えている人もいるかもしれませんね。

この記事では、なぜ靴のプレゼントの縁起が悪いと言われるのか、そしてプレゼントとして贈って良いのか、贈るときの注意点などを解説します。

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ズバリ、靴のプレゼントは縁起が悪い?

靴をプレゼントするのは縁起が悪い。・・・・と考えられていました。昔は。

どのくらい昔かというと昭和の中ごろあたりまでで、平成に入ってからはほぼなくなってしまった考え方です。

令和の時代、若者の間ではおそらく一切ないであろう考え方ですが、少し年配の方、50代~60代以降であればもしかしたら、靴のプレゼントは縁起が悪いと信じている方もまだいるかもしれません。

今現在では靴のプレゼントは縁起が悪いと言われることは通常ありませんし、逆に声高に叫ぶような人がいれば靴業界から損害賠償を要求されてもおかしくありません。

靴をプレゼントすること自体は全く問題ないので安心してください。ただし、後半で説明する注意点を踏まえたほうがより無難であるかと思います。

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なぜ靴のプレゼントは縁起が悪いと言われるのか

靴のプレゼントの縁起が悪いと言われる理由は諸説ありますが、よく言われるものをいくつかピックアップしてみます。

靴をプレゼントするときには念のため知っておいたほうが良いでしょう。

靴は「履き捨てる」ものだから

靴や靴下はしばらく「履いて」そして古くなったら「捨てる」、つまり「履き捨てる」=「吐き捨てる」と通じるため縁起が悪い、という理屈です。

正直ただの言葉遊びというかこじつけのようなレベルの話ですが、最初にこの説を考えた人の想像力には素直に感心します。

靴は「物を踏みつけている」という印象があるから

これも正直どうなんだろう・・・という考え方ですが、踏みつける、見下すというイメージで、特に年上・目上の方への贈り物としては非礼にあたるとされた時期があるようです。

やはりただの言葉のイメージ・印象にすぎないような気もしますが、裏をかえせば昔はもっと言葉がもつ力や言霊などが重要視されていたということかもしれません。

靴を贈ると「相手が遠くに離れていってしまう」という言い伝えがあるから

これは日本だけでなく複数の国で信じられている言い伝えというかジンクスのようなものですが、靴を贈ると相手がその靴を履いてどこか遠くに離れていってしまう、自分のもとから去ってしまうと考えられています。

それゆえ、恋人に靴を贈るのは別れの合図(=自分の元から去ってほしいという意味)などと言われることもあります。

恋人や配偶者に靴をプレゼントしようと考えている方は、こういった説があることを一応頭に入れておいたほうが良いでしょう。(靴をプレゼントしてはいけないということではなく、あくまで注意点として)

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靴のプレゼントは縁起を気にせず贈って良い?

ここまで「靴のプレゼントは縁起が悪い」と言われる理由も見てきましたが、「靴は縁起を気にせずプレゼントして良い」、これが結論です。

冒頭で解説したとおり、令和の時代において「靴をプレゼントすると縁起が悪い」という考え方はほぼ絶滅危惧種です。特に若い人が相手ならば、そのような考え方があることすら知らない場合が多いのであまり気にしなくても良いでしょう。

ただし、「靴のプレゼントは縁起が悪い」と考えている可能性がある年配の方、あるいは恋人・配偶者など大切な人に靴をプレゼントすることを考えているならば、先に説明した「縁起が悪い」と考えられている理由を把握しておいたうえで、何も言わずに渡すのではなく

「昔は靴のプレゼントはこういう理由で縁起が悪いと言われていたけど、今はそういった意味は薄れているし、毎日履く大切なものなので気持ちを込めて贈ります」

と、誤解を招かないよう念のため説明しておいたほうが良いでしょう。

ちなみに「靴は縁起が悪いのでプレゼントに向かない」という考え方とは逆に、「靴は縁起物・良い意味がある」というとらえ方もあります。

・新しい靴には「新しい門出」を祝う意味がある
・新しい靴は悪縁を断ち切り、良縁をもたらす
・新しい靴で自由に旅立つ

なので、例えば新たな旅立ちや門出を祝って、進学・就職などで靴を贈るというのはとても良いことと言えます。もちろんこのときも、念のためプレゼントの時には説明を忘れずに!

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靴のプレゼントの縁起まとめ

そもそもプレゼントの多くは、自分にとって大切な相手に向けて、相手のことを想って贈るものです。

したがって縁起云々よりもそこにどんな気持ちや想いが込められているかのほうがはるかに重要で、それに比べれば縁起なんて基本的には気にしなくてよいものです。

ただ自分がそう考えていたとしても、相手はどうでしょうか?

靴をプレゼントされた側がもし「縁起が悪い」と言われていたことを知っていたら?

たまたま「靴をプレゼントされるのは別れのサイン」などと最近知り合いから聞いていたとしたら?

せっかく気持ちを込めてプレゼントしたのに、ちょっとでも良くない意味に捉えられたりしてしまうと悲しいですよね。

靴をプレゼントするときは、自分も相手も気持ちよく笑顔になれるよう、念のため自分の気持ちや想い、考えを補足したうえで贈るようにしましょう!

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