世間一般ではいわゆる低年収と認識されている「年収300万円」。
ですが、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、実は日本の労働人口の半数に迫る、4割程度は年収300万以下で暮らしています。
さらに「年収300万円台」、つまり400万円未満を含めると日本の労働人口の過半数を超えてきます。
すなわち給与収入が年収300万円台の方は、全体から比べて給与が低いというわけではなく、むしろ平均的だと言えるでしょう。
とはいえ、決してぜいたくができるとは言えない金額であることも事実。
この記事では年収300万円台で子供2人を養うことができるのか、またこれから1人目、2人目の子供を考えている場合の判断のポイントをお伝えします。
年収300万円台でも子供2人を育てることはできる?
結論から言えば、年収300万円台で子供2人を育てることは十分にできますし、実際にそういった家庭もたくさんあります。
ただし収入が限られている以上、親も子供も普段の生活でどうしてもできないこと、我慢しなければならないことは多くなってくるでしょう。
例えば、家族旅行や外食はほとんどできないですし、普段の食費もできるだけ抑える必要があります。
また子供が大学まで進学するならば、在学中の学費や生活費は奨学金や教育ローンの利用が前提になるかもしれません。
これから子供を考えている方は、今後どのような生活をしていくか、どのくらいの生活レベルなら許容できるかを慎重に考えてから判断しましょう。
また既に子供がいる場合も、改めて今後の経済的な見通しを立ててみることをおすすめします。
年収300万円台を前提とした経済的な見通しを立てる
子供を産み育て、生活していくにはどうしてもお金が必要になります。
まずは今後の経済的な見通しを立てましょう。
家計の収入・支出と貯蓄を把握する
まずは今の家計状況の把握、見える化が必要になってきます。
毎月入ってくるお金がいくらで、出ていくお金がいくらなのかを把握しましょう。
その際、出ていくお金をある程度分類しておくと後の改善(支出を減らす)がやりやすくなります。
・食費
・外食費
・水道光熱費
・通信費
・被服・美容費
・その他日用品費
・医療費
・保険料
・趣味・娯楽費
・交通費
・その他
・貯金
また月の収入・支出の他に、夫婦それぞれ(または共有)の現在の貯蓄額も把握してください。
毎月の収入が決して十分とは言えないので、どうしても今後貯蓄を取り崩す場面が出てきます。
その際の見通しを立てるために必要な情報となりますので、貯蓄は夫婦別で管理という家庭でも必ずお互いの状況を共有してください。
この収入・支出・貯蓄の額はこれからの見通しの前提となりますので、ここが分からなかったり大幅に違っていると、そもそも見通しが成り立ちません。
家庭の状況によっては
・収入額や貯蓄額を言いたがらない
・相手が嘘をついているのではと疑ってしまう
というケースもあるでしょう。
このような場合は、その状況が解消できるまでは新たに子供を持つことは考えないでください。
出産・育児という重労働や、経済的なピンチの時の家計管理は夫婦間の協力や話し合いが何より大事です。
夫婦間でお互いに信頼して支えあったり、納得いくまで話し合いができない状態では、今後必ずうまくいかなくなります。
経済的にある程度余裕があれば乗り切れる場面も多いですが、あまり余裕がないからこそ、夫婦間の信頼関係や協力は絶対条件だと考えてください。
子供が一人立ちするまでのライフプランを作る
現在の収入・支出・貯蓄の額が分かったら、子供の出産~一人立ちまでの経済的な見通しを立てます。
具体的には、簡単なものでいいのでライフプラン表を作ってみましょう。
1年ごとに、収入・支出がどのくらいの額になり、その年の見込みとして貯蓄ができるのか、それとも取り崩すのかを見ていき、子供が一人立ちするまできちんと生活が回るかどうかを確認します。
外構工事のためにライフプラン表計算し直した。
結論、50万借りて(3年返済、金利5%)、80万位内の工事なら貯金レッドライン越えずになんとかなる😅
生きるのってほんと金かかるよね pic.twitter.com/SAjIgnvgYY— ひでお (@hideo0033) May 30, 2021
このライフプラン表を作るときも、夫婦間の話し合いが重要になります。
・何歳まで、どのような形(正社員・パート・フリーランスなど)で働くのか
・マイホームを建てるのか、賃貸で暮らしていくか
・車を持つ場合はいつ買い換えるか、どのくらいのグレードの車に乗るか
・子供の学費をどう確保するか、私立高校や大学に行きたいと言われたらどうするか
などについて考え方の方向性を確認し、夫婦間で大幅に違っている場合はどちらかが歩み寄るか、お互いに妥協できる点を探っていく必要があります。
(例:車のグレードを少し上げる代わりに、買い換えの時期を長くするなど)
夫婦2人だけではライフプラン表の作成が難しかったり、見落としがないか不安な場合は、ファイナンシャルプランナーなどへの相談も検討してみましょう。
自治体によっては公的な相談窓口を設けている場合もあります。
ライフプラン表を作ってみると今後数十年の大まかな経済的見通しが立つので、「この先大丈夫なのだろうか」という漠然とした不安を和らげることができます。
なおライフプラン上、途中で家計が破綻してしまう(貯蓄がなくなる)場合は、支出を減らす、あるいは収入を増やす方法がないか考えてみてください。
支出を減らす方法として代表的なものは、毎月かかる「固定費」の見直しです。
・通信費(携帯、インターネット)
・光熱費(電気、ガス)
・保険費
また収入を増やす方法としては、
・転職
・副業
・独立(スキルやネットワークのある人限定)
などが挙げられるでしょう。
これらを考慮したうえでも、どうしてもライフプラン表での破綻が回避できない・・・という場合は、見通しが立つまで一旦結論を保留して貯蓄に励み、1~2年後に改めて子供をもうけるかどうかを検討してみましょう。
判断のポイント
正直なところ、年収300万円台で子供2人を育てていくのは経済的な面でかなり苦労することが見込まれます。
まずはライフプラン表を作って経済的な見通しを立てることで、きちんと生活していくことができるのかを判断しましょう。
家計の破綻が予想される場合は、どうすれば改善できるのかも考えていく必要があります。
また繰り返しになりますが、経済的にあまり余裕がないからこそ、夫婦間の協力や話し合いは絶対条件です。
お互いにきちんと話し合ったり、ある程度の譲り合いができない状態では遠からず破綻しますので、子供をもうけるよりも先に、夫婦間のしっかりとした関係構築を図りましょう。
年収300万円台のあなたへのプレゼント
ここまで読んでいただいたあなたへのプレゼントとして、一時的ではありますが数万円を稼げる方法をお伝えします。
もちろん違法ではなく、お金をだまし取られるということもありません。
いわゆる「知らない人だけが損をする」仕組みで、逆に知っている人はみんなうまく活用しています。
それは、「セルフバック(自己アフィリエイト)」という仕組み。
耳慣れない言葉かもしれませんが、うまく利用すれば自宅で少し作業をするだけで数万円のお金が手に入ります。
今月初めて自己アフィリエイト(セルフバック)をした結果です。
3件で32,100円でした。 pic.twitter.com/ccbi5dACXY
— ゆき@ミニマリスト11年目🐱 (@YukiyoCatLove) May 30, 2021
ずっと継続的に稼げるわけではないという点には注意が必要ですが、一時的に数千円~数万円お金が足りない!という時にはとても重宝します。
実際に私も、急な出費で手元のお金が心もとないときなど、今でもたまに利用しています。
繰り返しますが、知らない人だけが損をする仕組みです。
逆に言えば、知っていればほぼ無条件で数万円を手に入れられるので、知らなかった!という方はぜひ以下の記事を参考に試してみてくださいね。
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