もし糖尿病と言われたら・・・。薬の処方がなければ問題ない!?

健康

一部の先天的なもの(1型糖尿病)を除いた、いわゆる2型糖尿病は生活習慣病のひとつであり、不規則な生活習慣や偏った食事などで誰もが発症してしまう可能性があります。

もしあなたが糖尿病だと診断されたら、どのように対処すればいいのでしょうか?

糖尿病の典型的な治療といえばインスリン注射などの薬物療法ですが、このような薬が処方されなければ大したことはなく、特に対処することはないのでしょうか?

この記事では、糖尿病と言われたものの、特に薬を処方されたわけではない場合の考え方や、その後の過ごし方について解説します。

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糖尿病と診断されたら定期受診が必要!

もしあなたが糖尿病と診断されたら、その後は必ず自分で食事療法・運動療法を行いながら、定期的に医療機関を受診してください。

特に危ないのが「境界型糖尿病」と診断された方で、これは明確に糖尿病と言えるほどではないものの、通常より血糖値が高い状態を指します。

この状態の場合、重度ではないからと何の対策もせず定期受診も怠ってしまうことが多く、気づいた時には重度の糖尿病を発症してしまうことも少なくありません。

自覚症状がないため軽く考えてしまう人も多いのですが、放置は絶対にダメです。

必ず食事療法、運動療法を続けながら、2ヶ月に一回程度は定期的な血液検査を行いましょう。

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糖尿病治療の段階は3段階!初動で抑え込むことが大事

糖尿病の診断は、血液中の「ヘモグロビンA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」という成分値によって行われますが、この値が明確に高い場合は治療が必要です。

糖尿病の治療には段階があり、進行度合いに応じて

①運動療法・食事療法のみ
②運動療法・食事療法&飲み薬
③運動療法・食事療法&飲み薬&インスリン注射

と進んでいきます。

重度になればなるほど、飲み薬やインスリン注射など薬物に頼る割合が増えていきますが、軽度であっても必ず食事療法・運動療法が必要です。

軽度の糖尿病ではほとんどの場合自覚症状がないため、軽く考える人が多いですが、何も対策しなければ糖尿病は進行していく一方です。
(むしろ自覚症状が出てくるほどになると既に手遅れで、治療初期から薬物に頼らざるを得ない状態になってしまいます)

病院で「まだ薬を飲むほどではないけど、食事と運動に気を付けましょうね」と言われたら、「自覚症状が出てからでいいや」と軽く考えず、必ず定期的に検査を受け、自分の状態を把握するようにしましょう。

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