調味料をうまく使って減塩しよう!塩分取りすぎのリスクと調味料の使い方

健康

減塩って本当に必要?

日本人は塩分を取りすぎ!とよく言われます。

様々な調査結果で、日本人の平均的な食塩摂取量が公表されていますが、概ね

男性:10~11グラム/日
女性:9~10グラム/日

となっています。

ところが、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)では、1日あたりの食塩摂取量の目標値を、18歳以上の男性で8グラム未満、女性で7グラム未満としています。

ちなみにWHO(世界保健機関)では、1日あたり5グラム未満を推奨しています。

これらの基準に比べると、ほとんどの日本人が塩分を取りすぎている状態と言えるでしょう。

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減塩が必要な理由は?

基準より多く塩分を取ってしまったからといって、すぐに何か体に影響があるわけではありません。

ただし長期的に見ると、塩分の取りすぎはいろいろな病気の引き金になります。

・高血圧
・腎症
・心血管疾患
・胃がん
・骨粗鬆症

特に糖尿病を患っている方は高血圧になりやすく、さらにそこから合併症として様々な病気を引き起こすリスクが高いので、食塩摂取量は「日本人の食事摂取基準」をさらに下回る、1日あたり6グラムが推奨されています。

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調味料をうまく使って減塩!

日本人の食事に欠かせない調味料といえば「しょうゆ」ですが、しょうゆには多くの塩分が含まれています。

普段使うしょうゆを塩分の少ないものに変えたり、ポン酢や麺つゆ、ドレッシングで代用すると減塩に効果的です。

例えば醤油には大きく分けて5つの種類があります。

・こいくち
・うすくち(主に関西)
・たまり(主に東海地方)
・さいしこみ
・しろ(主に愛知県)

このうち、どれが一番塩分が多いでしょうか?

言葉のイメージから「こいくち」の塩分が多そうですが、実は逆です。正解は、塩分が多い順に次のとおりです。

・うすくち(19.1グラム/100ml)
・たまり(17.9グラム/100ml)
・さいしこみ(17.9グラム/100ml)
・こいくち(17.5グラム/100ml)
・しろ(15.6グラム/100ml)

普段うすくちしょうゆを使っている方は、こいくちに変えてみるだけでも減塩効果がありそうですね。

またドレッシングやポン酢などをしょうゆの代用として使うのも良いでしょう。

その際はきちんと栄養成分表示を見て、「食塩相当量」の部分で塩分の量を確認しましょう。しょうゆより食塩相当量が多い調味料を選んでしまうと本末転倒ですよ!

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